三浦春馬さんの突然の訃報。
衝撃的でした。
ファンではありませんが、
自分でも意外なほどにショックを受けました。
DaiGoさんはこの動画で、
”俳優という職業は「クリエイティビティ」と「頭の良さ」が要求される仕事。そのどちらも病みやすい性質を持っている”
と指摘されています。
その内容にハッとさせられ、自分の振り返り、そしてあなたの自己理解の助けになることを願い書いていこうと思います。今回は「クリエイティビティ」にフォーカスしていきます。
クリエイティビティと情報をより分ける能力はトレードオフ
動画内で、「創造性が高い人は情報を分ける能力が低い」と言っています。
10:50~あたりから。
人はエネルギーを使いたくない生き物です。
だから脳が自動で取捨選択してくれるんですね。
いる情報といらない情報を見極めてポイっとしてくれる。
でもなかには、情報を捨てられず、ずっと持ってる人がいる。
そんな人がクリエイティビティが高い人。
なぜかと言うと。
捨てられないからこそ、頭の中にたくさんの情報をストックしておく。そうやって大量にアーカイブしておくと、思わぬところで点と点がつながる。意外な共通点が見つかる。こういう理由ですね。
でも大きなデメリットがあります。
嫌なことも溜め込んでしまうということ。
分け隔てなくストックするから、
「嫌なこと」×「嫌なこと」=超嫌なこと
に発展する可能性もあるということです。
あらぬことを妄想し、
「実はこうなんじゃないか・・・」と悪い方へ悪い方へ考えていってしまう。僕はこの傾向があるので、すごく共感するというか・・。
数年前、10年前に言われた本当に些細なことをはっきり覚えています。それがふとした瞬間によみがえってきます。感情もコールドスリープしていて鮮度抜群。鮮やかに再現されます。
そしてたまに、その嫌な、思い出したくない思い出が、
連続パンチを繰り出してくる、変な共通項をあぶり出し怒涛ののように攻めてくる、そんなこともありました。
まぁ。そんなにクリエイティビティは無いですけどね。
だから良くも悪くもこの程度で収まっているかもしれません。
そこまで病まずに済んでるのかもしれません。
クリエイティブ度が高いほど、より大きな悪い想像をしてしまうのではないでしょうか。本当かどうかは分からないのに、「こうに違いない!」と決めつけ、さらに凶悪な妄想へと発展していく・・・。
一般人でもキツいのに、芸能人なら何倍も何十倍もしんどいですよね。自分の過去の体験、面と向かって言われたこと、だけでなく、不特定多数から常にコメントされる立場にある。
では次はもうちょっと掘り下げていきます。
自分を振り返り、関連しそうな気質を考えていきます。
情報を溜め込んでしまう気質を、自分を振り返って考えてみた。
より分ける能力が低いということは、
自分にとって何が大事か、何が大事じゃないか、
これが分からないのではないでしょうか。
例えば僕は、本を読むのが苦手です。
めちゃくちゃ遅いです。
しかも何回も読まないと全体を理解できない。
普通の人だったらフォーカスしないような、何でもない文章に気を取られるからです。
友人から
「あの本って~ことが書いてあったよね?」
一言で要約されて言われると、
え?そんな本だったっけ?あれもこれも言ってたし・・・とたじろぎます。
で。そ、そうだね・・・と適当に話を合わせてしまうようなことが多かったです。
メリハリをつけて吸収することが出来ませんでした。
山と谷のように起伏が無く、風の止んだ湖の水面のごとく、同じ温度で言葉たちが目に飛び込んでくるんですよね。
今は結構マシになったんですけど、
当時は重みづけが出来なくて本当に苦労しました。
そこから派生して優先順位をつけるのも苦手です。
つけようとするととても時間がかかります。
仕事の段取りが悪くて、何度も先輩から「こうした方がいいよ」と言われるも、出来ない。やろうと思っても、得体の知れない何かに邪魔されて上手く出来ない感覚があるんですよね。頭の中にモヤがかかっているようなそんな感覚に陥ります。
これは頭の中に留める情報量が多いゆえに、渋滞を起こしていて、うまく整理できないんじゃないでしょうか。
超優柔不断でもあります。
優先度を決められないから、選べない。
時間がかかる。
吟味しすぎる。
バサッと捨てることが出来ない。
総合的にどんな選択が一番良いか、考えすぎてしまいます・・・。
だからこそ保留にしがち。
今は結論を出すべきじゃないかもしれない。
反対意見も念入りに確認しなくては。
じゃあこの反対意見はどこから来てるのだろう。
あ、違う考え方もある。
いや・・・そもそも根底からおかしいのでは?
・・・・。
そしてもったいない精神。
これは完全に親から受け継いだものですが、もったいない精神が、「取っておく」ことをより促進させます。溜めたら溜めっぱなし。だって後で必要になるかもしれないから。
正直、もったいない精神は、今の僕にとってマイナスにしか働いてないんじゃないか・・・とすら思っています。
僕の中では無関係と思えない気質たちです。
情報の取捨選択が出来ていないことはおぼろげに感じていました。
だからこそ、そこを軸にして考えるとスッと腑に落ちる感覚があります。
さらに決定打的なのが・・・。
そんな僕のストレングスファインダー上位資質
今回の話にとても合致したと思う資質があります。
あ。
その前にストレングスファインダーってご存知ですか??
36?(やべ、忘れた)ぐらいの資質の中から自分の資質を判定してくれるものです。
自己分析のタネになるようなものです。
その資質なんですが、
2番目に着想
4番目に収集心
が来ています。
着想というのは、物事の見えない繋がりを見つけたときに喜びを得る資質。
収集心は、コレクター気質。
着想はモロ重なりますね。
収集心もストックという意味でも、重なりますね。
日頃から思いついたことをメモっているのですが、それが捨てられない。頭の中に留めてしまうから、外へ吐き出そうと思って始めました。しかし、スマホのメモアプリも、ノートも紙も大量に残してあります。いつか何かがくっつくんじゃないかと。
容量が足りないから外付けハードをくっつけたにもかかわらず。
そのハードもいっぱいになってきている状況。
ある意味、
今回の、「より分ける能力からの一連のつながり」は着想的な考え方なのではないでしょうか。と、自分では思っているんですが。
いかがでしょうか。
僕はもともとメンタル弱くてお腹も壊すし、緊張するとおえつ出まくるし。
ストレスで若干鬱っぽくなったしで、ぴったり当てはまっとる・・・という感想しか出ません。
最後に。
そして。
情報をより分ける能力が高い人は要領が良い人なのかもしれません。
友人と比べて強くそう思います。
僕と友人は真反対だと思うし、僕と違ってメンタルも強いです。
でも、だからこそ。
元が強くないからこそ。
自分を知ることはとても大事だと思います。
正確に知ることで、距離を置いて自分を冷静に見つめることが出来るし、事前にセーフティネットを敷いておくことも出来ます。
「ご冥福をお祈りします」
そう言っている人でも、数年後はどうなっているか分かりません。
だからこそまず自分。
余裕があるときに向き合っておく、自分を知っておく。
ホリエモンは動画で、「軽いうつの方が危ない、飲み会の帰り、ちょっとした些細なことでスイッチが押されてしまう」というような趣旨を語っていました。
「仕事がきつくて夜ひとりで泣く」
今の世の中めずらしくも無い話だと思います。
僕も泣いたことがあります。
「それが仕事だ、甘えるな!!」
「仕事とは苦しいものだ!!」
そう・・かもしれません。
でもそれに負けてしまうのも人間です。
今の社会は変化が早く、人が適応できていないのではないでしょうか。
僕も「自分で・・・」とは思わなかったけれど、この延長線上にもしかしたらあるのかな・・・とぞわっとしたのをハッキリと覚えています。
僕は「うつなんてなるはずない」と思っていました。
TVでそのようなニュースが流れるたび、他人事でした。
でも精神的苦痛を味わったこと、自分を知ったことで案外近くにいるものだと感じました。
彼の死を「ご冥福をお祈りします」のベルトコンベアーで流すのではなく、まず自分を振り変えって安全圏を確保する、その後もし余力があれば、自分にできることを考えてみる。
それが次のステップへつながるのではないでしょうか。
と僕は信じ、まず自分の振り返りと共有という意味で書いてみました。
コメントを残す