繊細男は寝つけない??焦りや不安で眠れないあなたへ。

「ベッドに入ってから眠りに落ちるまで時間がかかる・・・」
「心がざわざわして目が冴えてしまう・・・」
「眠らないといけないと思うほど眠れなくなってしまう・・・」

これ、本当ツライんですよね・・。

僕も経験したので分かります。
時計を見てしまった日には、「あと5時間しか眠れない・・・」とか思ってしまって、明日はしんどい日を過ごすんだろうなぁと考えてしまいます。

ベッドに入ってから一番やってはいけないこと

繊細男がついやりがちな、でも一番やってはダメなこと。

それは、「考えること」です。

僕はこれを一人暮らしニート時代を経て、声を大にしてあなたに伝えたいことです。考え事はあなたの体を入眠から遠ざけます。

夜って、ネガティブなことを考えがちですからね。
それが体にストレスを与えます。

「貯金がどんどん減っている・・・」
「職を探さないと・・・」
「将来どうなっているんだろう・・・」
「毎日毎日無駄な時間を過ごしている・・・」
「今のままだとヤバい・・・」

考え事してるとマージで眠れなくなります。

眠れなかった当時、ベッドに入ってから1時間過ぎるなんてかわいいもので、2時間3時間、時には外が明るくなるくらい眠れなかった時もあります。

その度に「またやってしまった・・・」と自分を責めて負のループに陥り、メンタルもどんどんやられていきました。

それでも夜に考えるのを止められないんですよね。
意味が無い、ムダだと分かっていても。理屈じゃないんですよね。感情なんです。

頭で分ってても止められないんです。

頭で理解してスパっと止められるなら、こんなに困りません。お菓子を食べなければ痩せるはずなのに、たくさんの人が出来ないのと同じでしょう。

それでも止めるには、これでもかと、とことん頭で理解し、体で理解する必要があります。僕が大好きだったお菓子をほとんど食べなくなったのも、お菓子を食べない理由を”明確に”理解したのが始まりでした。

生活が崩壊していた一人暮らしニート時代。つかんだきっかけ。

生活が破綻していた一人暮らしニート時代、健全な生活を取り戻すために必死でした。色々やりました。そうやって色々やっていると、発見があったのです。その発見は、窮地に追い込まれ、病みかけていた手前でつかみ取ったものです。

そのきっかけはマインドフルネスでした。
(この記事の結論はマインドフルネスしようぜ!ではありません。)



当時、異常な焦りや不安に駆られていました。

まぁ当然でしょう。
ニート状態で、貯金はどんどん減っていく・・・。数か月先、いや1,2か月先自分の生活がどうなっているか分からない恐怖に体調は最悪でした。もうその状態になると、メンタルも相当まいっていて人と話すのも怖かったです。

そんな状態に毎日さらされて、ストレスを感じない方がおかしいですよね。

そこで手を出したマインドフルネス。
僕がやったのは呼吸瞑想です。

呼吸瞑想っていうのは、
めちゃくちゃざっくり言うと、

呼吸に意識を集中する。
雑念が湧いてきたら、頭の中で展開せず放っておく(観察する)。
雑念は絶対に湧いてくるので、無理に頭を「無」にしようとしない。
そうすることでその雑念は消えていく。

これを繰り返します。


最初は雑念を展開しない、放っておくっていうのはめちゃくちゃ難しいです。なぜなら、普段無意識に雑念をコロコロ、次から次へと考えを展開させているからです。

過去のことを思い返して「あのときああすればよかった」「どうしてあんなことをしてしまったんだろう」とか延々と考えてしまうことがありますよね?それです。今更考えてもしょうがないのに。

僕は、気づくと昔の嫌な記憶・失敗を引っ張り出してはウンウンと頭を悩ませていましたよ。それが心にダメージを与えるとも知らずに。心がストレスを受けるのは言うまでもありませんよね。

で。
悪戦苦闘しながらも、だんだんと呼吸に集中できる時間が増えると、あることが起こりました。

寝たのです。

それ、わざわざ言うこと?と思われるかもしれませんが、
呼吸瞑想を行う前は眠くなくても、つい寝てしまうことがあったのです。

これ、すごくないですか?
眠くなかったのに寝たんですよ?

何か、ヒントありそうじゃないですか?
夜眠るときでも応用できそうじゃないですか?

”焦り・不安=ストレス”ストレスは体を目覚めさせる

日頃、無意識に考え事をしてると思います。
その雑念が楽しいものならいいですが、繊細傾向のある人間はネガティブなことを思い浮かべることが多いのではないでしょうか。

人はネガティブな記憶の方が強烈に刻まれます。

そのネガティブなイメージを無意識にコロコロ転がして、未確定な将来(職を失って路頭に迷う、ホームレスに交じって炊き出しに並ぶとか)を考えたり、過去の記憶(何であの人は俺にあんなひどいことを言えるのだろうとか)を掘り返します。”今”に引っ張り出してしまう。まだ起こってないこと、もう終わったことなのに。

それが自分に焦りや不安を生じさせます。
そのストレスで、目が冴えてしまいます。

ストレスを感じると体は目覚めます。

本来ストレスは、動物に襲われるときなどに感じていたものです。「命が危ない!」なんてときに「へ?何?ライオン?ちょっと待って・・むにゃむにゃ・・」してたらガブッ!いかれるでしょ?体がストレスを感じたら、瞬時に体をシャキッとさせて「逃げろ!」って命令を出します。あなたも朝起きて、「ヤバい!遅刻だ!」ってときには一瞬で目が覚めて、体が動きますよね?それと同じです。

ただ、昔はライオンに襲われるケースなど瞬間的なストレスばかりで、今みたいにじわじわと断続的に続くものではありませんでした。太古の昔には無かった”過去”や”未来”という概念によって、ストレスの再生産が無意識のうちに行われているのが現代です。ライオンに襲われて命を落とす危険性が無い代わりに、頭の中のイメージ上の小型ライオンに襲われ続けているのです。

だからこそマインドフルネスで呼吸に集中できるようになると、体がリラックスして眠ってしまったのです。ネガティブな雑念という小型ライオンに襲われずに済むようになるからです。

一度まとめましょう。

十中八九、夜寝るときの考え事はあなたにとってストレスです。
だから、その考え事を取り除くことが出来れば、体はリラックスしあなたはより眠りやすくなるはずです。

ベッドに入ってからつい考え事をしてしまう理由を考える

そもそも何で、ベッドに入ってから考え事をしてしまうか考えたことはありますか?

僕が出した結論は、「前に進んでなかったから」です。

一日の終わりの眠る瞬間、今日という日を取り返そうと、せめて考えて明日から取り掛かるものをハッキリさせておこうと悪あがきをしてました。で、また次の日になるんですが、人間(僕)っていうものは恐ろしく怠惰で、前日の夜「やろう」と決意しても、同じ日を繰り返すんですね。そしてまた、眠るときに考えてしまう・・・・の無限ループ。

一日に心残りがあると、終盤に無理して取り返そうとしてしまいます。

「仕事は与えられた時間の分だけ膨張する」

これが痛いほど突き刺さるんですね。
一人暮らしニートは時間があり余り過ぎるから、余裕かましてズルズル引きずる。そしていざ眠るタイミングになって、ああやっちまったと必死こいて取り戻そうとするなんて滑稽じゃないですか?本当にバカだったと思います。

あなたの不安や焦りの原因は何でしょうか?

仕事に関すること?
それとも恋愛?
漠然とした将来への不安かもしれませんね。

ここで一つ質問です。

それについて何か解決策は無いかと調べましたか?
勉強しましたか?

これは決して問い詰めているのではなく、ただの質問です。

実は自分の頭だけで考えてもなかなか物事は前に進みません。自分では必死に考えているつもりでも、後から冷静になって振り返ると、ただ同じところをグルグル回っていただけだった・・・ってことが結構あります。

これを僕は、非常に重く受け止めています。本当に膨大な時間をムダにしたからです。本当に本当に人生もったいない使い方をしちゃったなぁと思っています。

だからあなたは僕と同じ失敗をして欲しくないんです。

不安とは、分からないことです。

実は、不安は、その正体や解決策の糸口を少しでもつかむことが出来れば、次第に解消されていきます。

眠るための魔法の言葉

最後に僕が編み出した眠るための魔法の言葉を授けて終わりたいと思います。

「明日はすぐ来る」

これを唱えて、考えるのを止めてください。
明日はすぐ来るのだから、考え事は明日に先送りするのです。

僕はこの考えが、やけにしっくりきました。
あなたはどうですか?


あなたは何千回と朝を迎えています。
仮にあなたを25歳だとすると、9000回以上。

あなたは知っているはずです。
目を閉じて寝てしまえば、一瞬にして朝になることを。

明日は秒で来ます。

だから眠る前に考えることなんてしなくていいんです。
すぐ明日になるんだから。
明日スッキリとした頭で考えればいいんです。

寝る前に考えて、そのアイディアが自分の悩みの解決へとつながったことありましたか?
僕は無いです。

寝る前に考えること、百害あって一利無しです。

誰かが、

「ベッドに入ってから眠りに入るまでの時間が人生で一番ムダだ。だから睡眠時間を極限まで短くして秒で寝れるようにしてる」

みたいなこと言ってて、睡眠時間を削ることは賛成できないけど確かになぁと妙に納得した覚えがあります。

考えるならシャワーの時にしてください。
シャワーの時に結構ひらめくことが分かっていて、良い案が浮かんだ経験が僕も何度かあります。

これは、ここまで読んだあなただからこそ響く言葉だと思います。

なぜ考えてしまうのか。
なぜ考えてはダメなのか。
どうしたら考えずに済むのか。

これらを分かっているからこそ、「明日はすぐ来る」という言葉を重く受け止められます。

今あなたは、頭で分っている状態だと思います。

これが体で分かったとき、寝る前に考えることを本気で止めるでしょう。

僕は、すぐに眠れるようになった今でも。
何か考えそうになったときは、「明日はすぐ来る」と心で唱えて目を閉じるのです。


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