健康意識が高い人ほど、
「お腹空かせて、体のクリーニング機能を活性化しないと!」
などお腹に何も入れない時間を確保しているんじゃないでしょうか。
今は〇時間断食を推奨するような本もチラホラ出てますよね。
水嶋もそうです。
”健康意識高い系”なので、なるべく空腹時間をとるようにしていました。
それが、
自分の健康を害しているとも知らずに・・・。
もちろん適切なやり方をすれば、いいものです。
しかし、空腹時間をとらない方がいい状況・環境はあります。
日本人すべてがやるべき!といったものではない、とながーい時間を経てようやく分かりました。
今、
「なるべく空腹時間をつくるようにしてる」
「これから8時間断食しようかと思っている」
というあなたには参考になるはずです。
水嶋は長いことプチ断食をしてきましたし、体の不調を通してそのメリットとデメリットがよーく身に染みて分かったからです。
HSP男がプチ断食をしない方がいい理由
結論から言うと、HSP男はストレス過多になりやすいからです。
そもそも断食というのは、体にストレスを与えるもの。
だからますますストレス過多になってしまい、コンディション不良に悩まされることになるのです。
理由は単純なんですね。
でも渦中の本人は気づかないんですよ。
「断食はいいものだ!」と思っているから。
「プチ断食は体にストレスがあるときは避けてください」って言われているのに。いつの間にか、この前提条件を忘れてしまうんですよ。プチ断食を長いことやってるほどそうだと思います。水嶋もそうだった。
プチ断食に向いているのは
メンタル強め or ストレスがかかってない or ストレスマネジメントがうまい
人だと思います。
「朝起きるのがつらくて・・・」
「体を動かすのがしんどい・・・」
という人がやるべきものではありません。
となると。
HSP男は結構厳しくなってくるんじゃないでしょうか。
HSPで元気ハツラツ万事OK!ぐらいのハイテンションで過ごせてる人、少ないんじゃないですか?この今の状況で。
円の価値は下がるし、そのうえ増税するし、がむしゃらパワー系が幅を利かせる世の中で、うまく波乗りできてるHSPはどれだけいるのでしょうか。
まるで「人生ゲーム―HARD-」をプレイさせられている気分ですよね?
息を切らしながら、毎日生きるので精一杯。
これがHSP男の置かれている現状じゃないでしょうか。
ここで最強の体調を手に入れようと一念発起し、「プチ断食」をしてまうと体調を悪化させることになりかねません。
ストレスが倍増するから。
じゃあストレスが倍増すると何が悪いのかと言うと、副腎にさらに負担をかけるのがよくないんですよ。
なぜなら、血糖値とストレスに対応するのが副腎だからです。
血糖値?
なんでここで血糖値?
と思われたかもしれませんが、血糖値とプチ断食は切っても切り離せない関係です。
プチ断食がHSPを疲れさせる理由
血糖値が不安定だと気分の浮き沈みが激しくなります。
だから血糖値が荒ぶる「血糖値スパイクは避けて!」と至る所で言われていますよね。
これは、人間は一定にキープしようとする、恒常性機能がはたらいてしまうことで起こる現象です。ホメオスタシスとも呼ばれています。元に戻ろうとする性質ですね。その性質があるから、急上昇したら「ヤバい!元に戻さなきゃ!」と体が反応して、急降下させるのです。
だから習慣化するときには、少しずつ変えていこう!とか言われるワケです。人の体は変化を嫌うから。それが血糖値にも発動してしまうというワケ。
血糖値が高いと気分がハイになり、
血糖値が低いと気分がローになります。
”血糖値=メンタル”
と考えてもいいと思います。
だから低くなりすぎないよう一定にキープする必要があります。
急上昇してしまうと体が下げようとする(ホメオスタシス)から、GI値の低い血糖値を上げ過ぎないものが勧められている、というのが今のトレンドです。ここまで説明はされてませんけどね。
では本題です。
食べれば血糖値は上がりますが、空腹状態のときはどのように維持しているのでしょうか?
何も食べなければ血糖値は下がっていくばかりのはず。だって、血液中の糖の値なんですから。糖を取り込まなければ、いずれ枯渇します。それでも下がりすぎて0になることはありません。なぜでしょう?
それは副腎が糖をつくり出してるからです。
だから血糖値が下がりすぎることなく、キープできているのです。
はい。
ようやくここで血糖値とプチ断食がつながりましたね。
僕らの健康を守る頑張り屋、副腎
副腎は空腹時に血糖値を維持するだけでなく、ストレスとも戦います。
「コルチゾール」聞いたことありませんか?
ストレスを感じたとき、コルチゾールを分泌し、そのストレスを抑えるのが副腎です。
え?副腎ヤバくね?
と思いましたか?
いや、逆に思ってもらわないと困ります。
そうです。
かなり身近で、僕らの健康を守っているのが副腎なんです。
それでもあまり、指摘されることがありませんよね?
指摘されることが無いからこそ、体調不良の時とんちんかんなアプローチをしてしまいかねないのです。的の中心から大きくそれたやり方をしてしまう。
副腎が疲れていると分かれば、アプローチの仕方は変わります。
HSP男は副腎がやられている可能性が大です。
だって、ストレスを感じるたび、人知れず文句も言わずはたらいてくれてるんですよ?
ストレスを抑えようとせっせと頑張ってくれている。それだけじゃなくて、血糖値を維持しようと糖をつくりだしてもいる。
ストレス過多になりやすいHSPが、副腎に優雅なティータイムを提供できると思いますか?きっと電話が鳴りやまず、取引先で問題が多発し、あっちへこっちへ大忙しの戦場のような職場ではたらいているはずです。
水嶋ならこんなブラック企業やめてやるわ!!と辞表をたたきつけているところです。それでも「自分不器用ですから。」と言わんばかりに黙々とはたらいてくれてる。
めちゃめちゃ大事な臓器なんですよ!!副腎!!
まさに体の中のオールマイティスタープレイヤーや!!!
・・・。
もしあなたが今、プチ断食で効果を感じられていないなら
思いきって、プチ断食をやめることをオススメします。
水嶋はプチ断食をやめて、逆に、間食を増やし空腹時間を無くすことで体調が良くなりました。
もう、ホントに・・・。
こんなことで良かったんだ、と思いました。
同じ境遇で苦しんでいるなら、ぜひ助けたい。
頑張っても良くならないツラさは、身をもって分かっているつもりです。
プチ断食を続けているほど、勇気がいるかもしれません。
でもメカニズムを分かってさえいれば、自分を納得させてやめることがきっとできるはずです。
こちらの記事も参考にしてみてください。
ヘロヘロHSP男に是非知ってもらいたい”戦略的間食のススメ”
ヘロヘロHSPが取るべき戦略は、実は逆なんですよ。
断食じゃなく間食です。
プチ断食をやめるための後押しになると思います。
プチ断食をやっていなくても、HSP男なら目を通すことをオススメします。
いや!
読んでください!
ゴリ押しします!笑
体調がよくなると、意味もなく「あぁ世界ってなんでこんなに素晴らしいんだ」って思うんですよね。なんなんだろう、あれは。笑
そこらへんの木や花にさえ「こんにちは」したくなる。
気持ち悪いですよねwwww
逆に、陰鬱な気分だと自分の周りのすべてが敵に見える。
暗くどんよりした空気が漂って見えて、自分で負のオーラを出しているのが分かる。重苦しい空気が体にまとわりついてくる感覚。
振り返ったとき、あれは自分の体質の問題じゃなくて、コンディションの問題だったんだなとつくづく思います。
まとめ
まとめましょう。
HSPはストレスがかかりやすい体質
→プチ断食でさらにストレスがかかる
→プチ断食をすると副腎が糖をつくり出す必要が出てくる
→副腎はストレスをおさえる役割もあるため、負担が倍増する
→副腎はストレスと糖新生にいそがしくなりエネルギー不足に陥る
というわけなんです。
だからHSP男にプチ断食はオススメしません。
もちろんあなたがストレスマネジメントが上手にできたり、メンタルつよつよならやってもいいでしょう。
でももし、今「慢性疲労気味で・・・」という状態なら手を出さない方がいいと思います。
その慢性疲労は、おそらく副腎疲労が関係している可能性大だからです。
健康に気をつかってるはずなのにな・・・と頑張っているのに体調が悪化していくという水嶋の二の舞になりかねません。
今は健康情報がたくさんあります。
むしろありすぎるぐらいで、あふれているゆえに
自分に何が適切なのか
何が足りてないのか
が分からず、情報の海にアップアップとおぼれがちです。
例えば「本」は、その性質上、マス層に向けて販売されます。単価が安いので、たくさん数をさばかないといけません。だからその内容もわりとザックリなのです。
ひろーい人たち向け。
ユニクロの服はブランドモノと比べると、攻めてないデザインが多いですがそれはたくさんの人たち売るモデルだから。ブランドは少数の人たちに売れればいいから、攻めたデザインができる。
だから健康本というのは、最大公約数的な内容が書かれていることが多いので、あなたに当てはまらない可能性もあるのです。個々人で環境や状況は違うじゃないですか。
だから自分の体と相談して、自分に何が大切かを見極めないと、頑張りがスベってしまうことがあるので注意してくださいね。
最強の体調を手に入れたいのに、頑張っても頑張っても報われないっていうのはツラいから。
コメントを残す